スチームコンベクションオーブンについて

スチームコンベクションオーブンについて

弊社取扱メーカーのスチームコンベクションオーブンについてご紹介します。搬入時の注意事項など、弊社施工事例を交えて解説します。

機種選定時の注意事項

設置予定場所の搬入経路・有効寸法

まず初めの機種選定時には設置予定場所に入るサイズの機種を選定しますが、搬入経路の有効寸法も注意が必要です。スチコンは５段タイプで100ｋｇを超える重さとなりますので、台車が通る経路を確保しておくとより安全です。台車が通るスペースがないとカウンター越えや狭いスペースでの作業が必要になり、人力での搬入となります。安全を期す場合は最低でも成人男性４名は必要になります。

また、近くにガステーブルなどガス機器を配置する場合に既存のガス配管が干渉する場合は、ガス配管の取り回し工事が必要になります。ガス漏れや万が一の事故を防ぐ為、必ず指定のガス業者さんに依頼する必要があります。腐食防止素材の専用厨房用ガス配管で配管してくれるので安心です。

給排水位置の確認、接続には専用配管、部品、部材を使う必要あり！

給排水の接続にも注意が必要です。スチーム用の給水と庫内洗浄と蒸気から出る排水管を接続する必要があります。また、スチコンには専用の浄軟水器、減圧弁など正しく接続しないと正常に動作しない付属備品が多いのも特徴です。

また、排水は耐熱用のHT管を使用し、蒸気を逃がしてあげるような配管をします。密閉をすると排水配管の圧力が上昇し、機器の故障や配管の破裂などのリスクが上がるのを防ぐ為です。

電気契約容量・コンセントの位置など

スチームコンベクションオーブンは、５段タイプで定格電源が３相２００Vで7.5kVAほど、消費電力が7kW程度になります。アンペアに直すと、図面上は最大22Aほどになります。

ご自身の店舗の他の電気機器、電力会社との契約アンペア数などを事前に確認・計算しておく必要があります。例えば1.5馬力の業務用エアコン２台と冷蔵庫、ショーケースなどがあれば、同時に稼働することを考えると10Aは超えてきますので、スチコン（22A）を導入することにより契約内容を変更しなければならないケースもでてくるでしょう。

契約内容の変更は、場合によっては電気工事屋さんを通じて電力会社さんに届け出をしてもらう必要があります。詳しくは厨房業者さんや電気工事屋さんに現場も見てもらい、事前に相談、確認をしておきましょう。また、仮物件の場合はビル全体の容量なども決まっているので大家さんや不動産屋さんから確認を取っておくことをお勧めします。スチコンくらいでは大丈夫なケースが多いですが、キュービクルなどが新たに必要な場合は多額の費用がかかりますので注意が必要です。

機器の電源コードの長さは2ｍくらいが一般的です。コードが届く範囲にコンセントを増設する必要があります。

付属部品が揃っているかの確認

中古品などを購入する場合は注意が必要です。スチームコンベクションオーブンにはホームセンターなどでは売っていない専用の排水エルボ（綱手部材）や浄軟水器、減圧弁などを正しく接続しないと動作しません。部品が全て揃っているか、必ず購入前に確認するようにしましょう。

試運転をして作業完了になります。エラーや動作のチェックを行います。電気契約容量がご不安の場合は、エアコンや冷蔵庫などをフル稼働の状態でチェックをしておくと、後々忙しい時にブレーカーが落ちて大変な営業ロスなどが出るリスクを減らすことができます。

ホシザキ

製品スペック・図面・動画・などの情報は、メーカー（ホシザキ）のホームページより引用

引用元：https://www.hoshizaki.co.jp/

スチームコンベクションオーブン［クックエブリオ］

ホシザキのスチームコンベクションオーブン【クックエブリオ】は多くの飲食店、施設厨房内で利用されています。スタンダードモデルの【Aクラス】とハイグレードモデルの【Sクラス】があります。

こちらのシリーズはネット販売のお取り扱いはございません。お見積りをご希望の方はお問合せよりご連絡ください。

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マルゼン

製品スペック・図面・動画・などの情報は、メーカー（株式会社マルゼン）のホームページより引用

引用元：http://www.maruzen-kitchen.co.jp/